足
ただ歩く
交互に
前に出され
地をついて
前へ前へ
同じ歩調で
ただ真っ直ぐに
そこに感情はなく
おだやかな風が流れ
そこに表情はなく
無機質に見えるその
2本の足は
ただひたすら
交互にだされて
すこしづつ
すこしづつ
いっ歩づつ
いっ歩づつ
確実に
地をけって
ただ歩く
その向こうへ
今
そこにいるのは
僕と
あなたと
それをとりまく感情
そしてその全てと
すべて
正しいんだよ
寂しさやわびしさ
怖さや悔しさ
いらだちや失望
嫌悪感も憎悪感も
不快感も不安感さえも
悲しさや恐ろしさ
過去も未来も間違いさえも
あなたは
少し笑った
さまざまな
闇をせおいながら
いっしょに
歩こう
祈り
灯り
ひかり
足がきれいだなぁって
ひたすら
交互に前に出される足を
ながめていたら
そんな世界観が
たまらなくせつなく
そして
とてつもなく
前向きであることを
かみしめながら
米津玄師くんを
感じていた
休日の朝
ここから
米津玄師くんの
快進撃が始まる
その闘い
こころもからだも
そして
その人生のすべてを
さらけ出し
過去に縛られない生き方
あなたの
大きすぎる背中を追いかけて
やっと気づいた
あなたのその覚悟を
あたしは受け止めているだろうか
あたしは受け止められるのだろうか
あたしは生きていけるのだろうか